第8回 新日春展に行ってきました。
2024年4月21日(日)、美術部OB青木さんの応募作品が入選、展示されている
とのことで、第8回 新日春展(しん-にっしゅんてん)に行ってきました。
会場は 東京都美術館(上野公園内) です。
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新日春展は1965年〜2015年まで開催された日展日本画部春季展(日春展)
を母体としており、日本画の伝統を次世代へ繋ぐための発表の場として
2017年にスタートしました。国内における代表的な日本画公募展です。 -
○会員、会友、一般応募者等の作品が多数展示されていました。
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○青木さんの作品「静謐」です。
静謐(せいひつ)とは静かで落ち着いているさま、世の中が穏やかに
治まっているさま(また、そうあってほしい願い)とのこと。
蓮の花と葉を描いた新しい作風にチャレンジされていました。
青木さんが会場におられたので色々お話を聞くことができました。
・背景上部の暗い部分には和紙を重ねて貼ってあり、その自然なシワ
と筆のタッチにより、深みのある感じを表現しています。
・下方の水面部分には金箔を使い、全体的に暗い調子の中にキラキラ
とした華やかな雰囲気を出しています。
・中央の蓮の茎付近の水面に、分かりにくいですが小さなアメンボが
一匹いて、それは自分かな?とのことでした。
・反省点として、蓮の葉により立体感を出すこと、全体の構図としては
対象物をもっと大きく描き周辺部を略せばよかった、とのことでした。
○会場では作品の写真などが販売されていました。